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肋骨 ポキッと音 痛い?〜原因・セルフチェック・対処法を専門家視点で解説〜

肋骨 ポキッと音 痛いという症状にお悩みですか?腕を動かしたとき・くしゃみ・深呼吸で肋骨周辺が「ポキッ」と音がして痛む場合、考えられる原因・セルフチェック・受診すべきサイン・日常でできるセルフケアまで、整骨院・理学療法的視点からわかりやすく紹介します。

目次

1.肋骨 ポキッと音 痛いとは何か?

日常の動きで「ポキッ」と鳴る、その正体とは

「腕を上げたときにポキッ」「深呼吸でズキッ」といった違和感を覚える方は意外と多いようです。これらの“音”や“痛み”は、肋骨まわりの関節や筋肉が一時的にズレたり、硬くなってこすれ合うことで起こると考えられています。特に、長時間同じ姿勢を続けたり、急に体をひねったりしたあとに起こりやすいと言われています。

肋骨は胸の中央の胸骨と背中側の胸椎に連結しており、呼吸や腕の動きに合わせてわずかに動いています。この動きがスムーズでないと「カクッ」や「ポキッ」と音が鳴り、周囲の筋膜や肋間筋に負担がかかることもあるそうです。

痛みをともなう場合に考えられること

「音」だけなら一時的な関節の動きによるもので心配ない場合もありますが、「痛み」をともなう場合は注意が必要です。肋骨の小さなヒビ(疲労骨折)や、肋軟骨炎、肋間神経の圧迫が関係しているケースもあると報告されています。

また、呼吸のたびに痛みが増す、寝返りでズキッとする、腕を上げにくいといった症状が続くときは、胸椎や肋骨の可動域制限が影響していることもあるようです。体を動かすたびに違和感が出ると、無意識に呼吸が浅くなり、肩こりや姿勢の悪化につながることもあると言われています。

放置せず、体のサインを見逃さないことが大切

一時的な「ポキッ」でも、繰り返す場合は体のバランスが崩れているサインかもしれません。自己判断で放置せず、整形外科や整骨院などで体の動きを確認してもらうことが推奨されています。痛みの程度や期間によって、原因を探る検査や姿勢評価が行われることもあります。早めに専門家に相談することで、慢性的な痛みに発展するのを防ぎやすいと言われています。


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2.主な原因と考えられるメカニズム

関節や肋骨のズレ・滑りによる影響

肋骨が「ポキッ」と鳴るとき、肋骨と背骨をつなぐ小さな関節(肋椎関節)や、胸の前側の肋軟骨部分がわずかにズレて動くことがあると考えられています。これは、姿勢の崩れや急な動作、筋力のアンバランスなどが関係している場合が多いようです。特に、猫背や片側に荷物を持つクセがある人は、左右どちらかの肋骨が引っ張られやすく、可動域が偏る傾向があると言われています。

この関節がスムーズに動かないと、摩擦によって「カクッ」「ポキッ」と音が鳴り、周囲の筋肉や靭帯に軽い炎症が起きることもあるそうです。


筋・筋膜・靭帯のこわばりや癒着

肋骨周囲を覆う筋肉(肋間筋・広背筋・大胸筋など)が緊張すると、肋骨の動きが制限されます。特にデスクワークで前かがみの姿勢を長く続ける人や、呼吸が浅い人は胸郭が固まりやすく、動作時に「パキッ」と鳴ることがあるようです。これは、筋膜や靭帯がこわばって動きが鈍くなったときに、瞬間的に弾かれるような動きが起こるためだと考えられています。

また、筋肉のこりや癒着が進むと、神経や血管の通り道も狭くなり、ピリッとした痛みを感じるケースもあると言われています。


神経の圧迫や炎症による痛み

音と同時に鋭い痛みが走る場合、肋間神経が圧迫または炎症を起こしている可能性があります。肋間神経痛と呼ばれるこの状態は、姿勢の悪さや筋肉の過緊張、ストレスなどが関係していると考えられています。

ストレスによる呼吸の浅さや、寝不足による筋肉疲労も影響するため、「一時的な音」と「慢性的な痛み」は区別して考えることが大切です。


日常姿勢・生活習慣による体のアンバランス

長時間のスマホ姿勢や、前かがみでの作業が続くと、肋骨まわりの筋肉が前方に引っ張られ、背中側が硬くなりやすい傾向があります。その結果、肋骨がねじれて動きが悪くなり、「ポキッ」と鳴る音の原因になることもあるようです。姿勢のゆがみは、胸郭全体の動きを制限し、呼吸にも影響を与えると言われています。


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3.セルフチェック&見逃してはいけないサイン

こんなとき「肋骨ポキッと音」に注意

「ちょっと動かしただけでポキッと鳴った」「深呼吸するとズキッとする」――そんな違和感を感じたことはありませんか?
一時的な関節音で済む場合もありますが、繰り返し起こる、または痛みをともなう場合には、体が出しているサインの可能性があります。

まずは簡単なセルフチェックをしてみましょう。

  • 腕を上げたときに、肋骨のあたりで「ポキッ」と鳴る
  • 咳やくしゃみでズキッと痛みが走る
  • 寝返りをうつと、胸の横あたりが痛む
  • 背中から脇にかけて違和感がある
  • 呼吸を深くすると痛みが出る

上記のうち、2つ以上あてはまる場合は、肋骨まわりの関節や筋肉に負担がかかっていることがあると言われています。


痛みを見逃さないためのポイント

肋骨の音がするだけで痛みがない場合は、関節や筋膜の一時的な動きによることもあるそうです。しかし、次のような状態が続くときは注意が必要です。

  • じっとしていても痛みがある
  • 呼吸のたびにズキズキする
  • 数日経っても違和感が取れない
  • 痛みが強くて深呼吸や寝返りができない

こうした症状は、肋軟骨炎や肋骨の微細なひび、あるいは肋間神経の炎症などが関係している可能性があると言われています。

また、痛みの出方がいつもと違う・呼吸がしづらいなどの場合は、胸部の内臓に関わる疾患の影響も考えられるため、早めに専門家へ相談することがすすめられています。


セルフチェック後の対処の目安

チェックの結果、軽い違和感程度なら、数日は安静にして様子を見ることが推奨されています。ただし、痛みが増していく場合や、体をかばう動きが続くようであれば、整骨院や整形外科で体の動きを確認してもらうのが安心です。
専門家による触診や画像検査によって、原因を特定しやすくなると言われています。早めに相談することで、悪化を防ぎ、改善の道が見つかるケースも多いそうです。


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4.まずできる応急・セルフケアと日常ケア

痛みを感じた直後の応急ケア

肋骨のあたりで「ポキッ」と音がして痛みを感じたときは、まず安静にすることが大切だと言われています。無理に体を動かすと、炎症が広がったり、筋肉がさらに緊張してしまう場合があるためです。
最初の1〜2日は、痛みが強い部分を冷やすと炎症の軽減につながることがあります。保冷剤や氷をタオルで包み、10〜15分ほど当てて様子を見ると良いでしょう。

痛みが落ち着いてきたら、今度は温めて血流を促すことが推奨されています。温タオルやカイロを使って胸まわりを温めると、筋肉のこわばりを和らげやすいと考えられています。


無理のない姿勢と呼吸を意識する

肋骨周辺の痛みが続くと、呼吸を浅くしてかばってしまうことがあります。しかし、浅い呼吸は酸素の巡りを悪くし、筋肉の緊張を強める要因になると言われています。
そのため、痛みのない範囲でゆっくりと深呼吸をすることが重要です。椅子に浅く腰かけ、背筋を軽く伸ばした状態で、鼻から吸って口からゆっくり吐きましょう。胸郭の動きを意識するだけでも、回復をサポートしやすくなります。

また、寝るときは横向きよりも仰向けで寝たほうが体への負担が分散しやすいとされています。


日常ケアの基本は「姿勢」と「動き」

痛みが落ち着いてきたら、再発を防ぐために姿勢の見直しを心がけましょう。猫背や前かがみ姿勢を続けると、肋骨の可動域が狭まり、「再びポキッ」と鳴る原因になることがあると言われています。
デスクワーク中は、背もたれに浅く座って骨盤を立て、肩を軽く後ろに引くように意識します。1時間に一度は立ち上がって軽く伸びをすることもおすすめです。

また、軽いストレッチとして「胸を開く動作」「腕を回す運動」を取り入れると、肋骨まわりの柔軟性を保ちやすくなります。無理なく、痛みの出ない範囲で少しずつ行うのがコツです。


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5.整骨院・整形外科での来院と検査の流れ

どちらを選ぶ?来院の目安

肋骨の「ポキッ」という音に痛みを伴う場合、整形外科と整骨院のどちらを受けるべきか迷う方も多いと思います。目安としては、「強い痛み」「呼吸がつらい」「咳やくしゃみで激痛が走る」といった症状がある場合は、まず整形外科での検査がすすめられています。骨や軟骨の損傷がないか、X線やMRIなどで確認できるためです。

一方で、検査で骨折や異常が見つからなかった場合、筋肉や関節のバランスの乱れが原因となっているケースも多いようです。そうした場合は、整骨院で体の歪みや動きを整える施術を受けることで、改善が見込まれることもあると言われています。


整形外科での検査と対応

整形外科ではまず問診が行われ、いつから痛みがあるのか、どのような動作で音や痛みが出るのかを詳しく聞かれます。その後、触診画像検査(レントゲン・CT・MRIなど)によって骨や軟骨の状態を確認します。
骨折や肋軟骨炎などの異常が見つかった場合は、固定や安静、必要に応じて痛みをやわらげる薬の処方が行われることがあります。ただし、薬や湿布などは痛みの軽減を目的としたサポート
であり、根本的な体の動きの改善は別のアプローチが必要になることが多いようです。


整骨院での施術の流れ

整骨院では、まず姿勢や動作のチェックを行い、肋骨まわりの筋肉や関節の動きを確認します。施術では、痛みを抑えながら筋肉の緊張をゆるめ、肋骨や胸郭の動きを整えるアプローチが行われると言われています。
また、日常の姿勢指導や呼吸法、ストレッチの提案など、再発予防に向けたサポートも行われることが多いようです。


再発を防ぐために意識したいこと

肋骨の痛みが軽くなっても、体のクセを放置すると再発するケースも少なくありません。来院後は、セルフケアの継続がポイントだと言われています。特に、猫背や浅い呼吸を改善し、肋骨を動かしやすい姿勢を意識することが重要です。定期的なメンテナンスも、痛みの再発予防に役立つと考えられています。


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サイト監修者

【専門分野】
股関節痛、膝関節痛、坐骨神経痛、ヘルニア、首肩こり、頭痛、眼精疲労、めまい、耳鳴り、自律神経失調症、起立性調節障害、四十肩、五十肩、姿勢

【経歴、資格、所属学会、活動内容】
2013年:国際医療大学 小田原理学療法学科卒業、理学療法士の国家資格を取得

2013年〜2019年:横浜市内の総合病院にて勤務。急性期、回復期、慢性期を経験しながら、循環器、整形外科、内科、神経内科、神経難病など多くの症例を経験。同期間中に、系列病院に半年間、回復期病院の立ち上げに参画。

2014年〜2020年:川崎市内の老人保健福祉施設に非常勤で勤務

2019年:株式会社Therapist Infinityへ入社。整体院 trustbody茅ヶ崎院へ勤務。

2022年:整体院 trustbody相模大野院を出店に伴い、院長として勤務。

2024年~:株式会社Therapist Infinity マーケティング責任者となり、院長交代。

2021年~:治療セミナー Infinityの講師として、治療技術および経営の指導を行う。

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