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急な腰痛でぎっくり腰以外に考えられる5つの原因と見分け方【医師監修】

急な腰痛でぎっくり腰以外の原因をお探しの方へ。突然の激しい腰痛は、椎間板ヘルニアなどの骨の異常だけでなく、尿路結石や内臓疾患、血管の病気が潜んでいるケースもあります。本記事では、ぎっくり腰との違いや何科を受診すべきかの目安を分かりやすく解説します。

目次

急な腰痛でぎっくり腰以外の可能性が高い「3つの判断基準」

「いつもと違う急な腰痛に襲われたけれど、これって本当にぎっくり腰なのかな……」と不安になっていませんか。実は、ぎっくり腰以外にも急激な腰の痛みを引き起こす原因はたくさん隠れていると言われています。

今回は、それが一般的なぎっくり腰なのか、あるいは別のトラブルなのかを見分けるための「3つの判断基準」を会話形式でわかりやすくお伝えしますね。

① 安静に(横に)していても激痛が続くか

患者さん:「先生、ベッドで横になってじっとしていても、腰がズキズキ激しく痛むんです」

専門家:「それは注意が必要なサインですね。一般的なぎっくり腰であれば、楽な姿勢で安静にしていると痛みが和らぐケースが多いと言われています。しかし、横になっても姿勢を変えても全く痛みが変わらない、あるいは痛みがどんどん強くなる場合は、内臓のトラブルや血管の異常が潜んでいる可能性も否定できません。痛みに変化がないときは、無理をせず早めに専門の医療機関へ相談するのがおすすめですよ」

引用元:https://seitai-osusume-select.com/column/%e6%80%a5%e3%81%aa%e8%85%b0%e7%97%9b-%e3%81%8e%e3%81%a3%e3%81%8f%e3%82%8a%e8%85%b0%e4%bb%a5%e5%a4%96%e3%81%ab%e8%80%83%e3%81%88%e3%82%89%e3%82%8c%e3%82%8b%e5%8e%9f%e5%9b%a0%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/

② 腰以外の場所(背中、下腹部、太もも)にも痛み・しびれがあるか

患者さん:「腰だけじゃなくて、背中のほうまで痛みが広がってきて、太ももがしびれる感じもするんです」

専門家:「痛む場所が腰だけにとどまらないケースも、ぎっくり腰以外を疑う目安になります。たとえば、お尻や太もも、足先にかけてピリピリとしたしびれや痛みがある場合は、椎間板ヘルニアなどによって神経が圧迫されているのかもしれません。また、背中や下腹部へと痛みが抜けるような感覚があるときは、結石などによる関連痛(原因とは別の場所が痛む現象)の恐れもあると考えられています。どこがどのように痛むのか、ご自身の体の声をしっかりと確認してみてくださいね」

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③ 発熱、吐き気、血尿などの「随伴症状」があるか

患者さん:「実は腰痛と一緒に、なんだか熱っぽくて吐き気もするんですよね……」

専門家:「それはすぐに対応を考えたい重要なポイントです。一般的なぎっくり腰で、高熱が出たり吐き気を催したりすることは基本的にないと言われています。もし腰の激痛と同時に、発熱や吐き気、あるいは血尿といった別の症状(随伴症状)が出ているなら、内科系や泌尿器科系の疾患が原因になっているかもしれません。体全体の調子をチェックして、少しでも異変を感じたら、迷わず速やかに病院での検査を受けるようにしてください」

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【整形外科系】ぎっくり腰以外で急に腰が痛くなる疾患

「突然の腰の激痛=すべてぎっくり腰」というわけではありません。整形外科が扱う骨や神経のトラブルの中には、ぎっくり腰以外にも急激な痛みを引き起こす疾患がいくつかあると言われています。

どのような病気が隠れている可能性があるのか、専門家と患者さんの会話を通して詳しく確認していきましょう。

① 腰椎椎間板ヘルニア(20代〜40代に多い)

患者さん:「急に腰が激しく痛み出して、お尻から太ももの裏側まで電気が走ったようにピリピリするんです……」

専門家:「それは、もしかしたら腰椎椎間板ヘルニアかもしれませんね。背骨の間でクッションの役割をしている『椎間板』の中身が飛び出してしまい、近くの神経を圧迫することで急激な痛みとしびれを引き起こすと言われています。特に20代から40代の比較的若い世代に多く見られるのが特徴です。前かがみの姿勢をとると痛みが強くなる傾向があるため、無理に前屈などをしないよう気をつけてください」

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② 腰椎圧迫骨折(高齢者や骨粗しょう症の方に多い)

患者さん:「高齢の母が、家の中でちょっとしりもちをついた直後から、腰が痛くて起き上がれなくなってしまいました」

専門家:「それは非常に心配ですね。骨がもろくなる骨粗しょう症の方やご高齢の場合、ほんの少しの衝撃や、重い荷物を持ち上げようとしただけの些細なきっかけで骨が潰れてしまう『腰椎圧迫骨折』の可能性が考えられます。寝返りを打つだけでも激痛が走り、動けなくなるほどの強い痛みに襲われるケースが少なくありません。痛みを我慢して放置すると変形したまま固まってしまう恐れもあるため、早めの来院による詳しい検査が望ましいと言われています」

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③ 腰部脊柱管狭窄症の急な悪化

患者さん:「普段から少し腰痛はあったのですが、今日になって急に、少し歩くだけで腰から足がひどく痛んで歩けなくなってしまいました」

専門家:「それは腰部脊柱管狭窄症が急に悪化しているサインかもしれません。神経の通り道である脊柱管が加齢などによって狭くなり、そこを走る神経が強く圧迫されることで、急に歩行が困難になるほどの痛みやしびれが出るケースがあると言われています。少し休むとまた歩けるようになる『間欠性跛行(かんけつせいはこう)』が代表的な症状ですが、急激に強い痛みが出たときは自己判断で放置せず、専門家にしっかり体をみてもらうことがおすすめですよ」

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【内臓・血管系】見落とすと危険な腰痛の原因

「腰が痛いから原因は骨や筋肉にあるはず」と思い込んでいませんか。実は、急な腰痛には内臓の病気や血管の重大なトラブルが隠れているケースもあると言われています。

もしもの事態を見落とさないために、どのようなリスクがあるのかを専門家と一緒にチェックしていきましょう。

① 泌尿器の病気(尿路結石・腎盂腎炎)

患者さん:「じっとしていても、左右のどちらかの腰から背中にかけて、のたうち回るようなものすごい激痛が襲ってくるんです……」

専門家:「それは非常に心配な状態ですね。そのような鋭い激痛は、尿の通り道に石が詰まる『尿路結石』の可能性が考えられます。また、腰の痛みに加えてゾクゾクするような寒気や高熱を伴う場合は、腎臓に細菌が感染する『腎盂(じんう)腎炎』の恐れもあると言われています。どちらも一般的なぎっくり腰とは明らかに異なる痛みの出方をすることが多いため、我慢せずに医療機関で適切な検査を受けてくださいね」

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② 消化器の病気(急性膵炎・胃十二指腸潰瘍)

患者さん:「昨日、お酒をたくさん飲んで油っこいものを食べたのですが、そのあとから背中や腰に突き刺すような痛みがずっと続いています」

専門家:「それは消化器系のトラブルを疑うきっかけになるかもしれません。特にお酒の飲みすぎや脂質の多い食事の後にみられる激しい痛みは、『急性膵(すい)炎』のサインであるケースがあると言われています。ほかにも、胃や十二指腸の潰瘍が深く進むことで、お腹だけでなく背中や腰にまで痛みが響いてくる現象も珍しくありません。食事のタイミングと関連して痛みが現れたときは、内科などへの早めの来院をおすすめします」

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③ 命に関わる重大な病気(大動脈解離・腹部大動脈瘤破裂)

患者さん:「突然、胸や背中が引き裂かれるような凄まじい痛みに襲われて、その痛みがだんだん腰やお腹のほうに移動してきた気がします」

専門家:「それは一刻を争う非常に危険な状態の可能性があります。心臓からつながる大きな血管が破れてしまう『大動脈解離』や、お腹の血管のコブが破裂する『腹部大動脈瘤(りゅう)破裂』では、これまでに経験したことがないほどの衝撃的な激痛が走ると言われています。痛む場所が次々と移り変わっていくのが大きな特徴で、命に関わる一分一秒を争う緊急事態です。このような症状が出たときは、迷わずすぐに救急車を呼ぶようにしてください」

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【危険度チェック】今すぐ病院へ行くべき緊急サイン

「急に腰が痛くなったけれど、しばらく様子を見ても大丈夫かな……」と悩むこともありますよね。しかし、その急な腰痛がぎっくり腰以外の重大なトラブルのシグナルである場合、手遅れになると大変なことになりかねないと言われています。

どのような状態であればすぐに医療機関を頼るべきなのか、具体的な緊急サインを会話形式でチェックしていきましょう。

① 救急車または夜間緊急外来を検討すべき症状

患者さん:「ものすごい激痛で一歩も動けないんです。それに、なんだか意識が遠のくような感じがして、お腹や胸まで激しく痛んできました……」

専門家:「それは非常に危険な状態ですね。すぐに救急車を呼ぶか、夜間であっても緊急外来を検討する必要があると言われています。ただのぎっくり腰であれば、腰以外の胸やお腹まで同時に激しく痛むことは通常ありません。意識が朦朧(もうろう)としたり、冷や汗が止まらなかったりするのは、重大な血管のトラブルや内臓の破裂などが体に起きているサインの可能性があります。一刻を争うケースが考えられますので、迷わずすぐに助けを求めてくださいね」

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② 翌日までに整形外科や専門の医療機関を受診すべき症状

患者さん:「救急車を呼ぶほどではないと思うのですが、足に力が入らなくて上手く歩けません。あと、トイレに行く感覚もなんだかおかしい気がします」

専門家:「それも放置してはいけない重要なサインです。翌日までには必ず整形外科などの専門の医療機関へ来院し、詳しい検査を受けることが望ましいと言われています。足に力が入らないといった麻痺(まひ)の症状や、尿や便が出にくい・漏れてしまうといった排泄の異常は、神経が非常に強く圧迫されている恐れがあるからです。また、最初は軽い痛みだったのに日ごとに痛みが強くなる場合も、別の疾患が隠れているケースが少なくありません。早めに対応することで、体への負担や後遺症のリスクを抑えることにつながりますよ」

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何科に行くべき?症状別の正しい受診目安と応急処置

急な腰痛に襲われたとき、どこの病院へ向かえばよいのか迷ってしまいますよね。実はぎっくり腰以外の原因も考えると、選択肢は一つだけではないと言われています。

間違ったセルフケアで痛みを悪化させないためにも、正しい選び方と適切な応急処置について確認しておきましょう。

① まずは「整形外科」?それとも「内科・泌尿器科」?

患者さん:「突然の腰痛なのですが、何科に行けばよいのか判断に困っています」

専門家:「痛みが変化するかどうかが、大切な見極めポイントになります。体を曲げたり、寝返りを打ったりしたときに痛みが強くなるなど、姿勢によって変化があるならまずは整形外科の領域だと言われています。一方で、どんな姿勢をとっても痛みが変わらない、あるいは発熱や吐き気があるといった場合は、内科や泌尿器科の病気が原因の可能性もあると考えられています。ご自身の痛みの特徴をよく観察して、適切な医療機関への来院を選ぶのがおすすめですよ」

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② 原因が分からない状態での「自己判断のストレッチ・温め」は厳禁

患者さん:「少しでも楽になりたくて、お風呂で温めたり入念にストレッチをしたりしたのですが、大丈夫でしょうか……」

専門家:「原因がはっきりしないうちは、自己判断でのストレッチや温めは控えたほうが安心ですね。もし強い炎症が起きていたり、内臓の疾患が潜んでいたりする場合、体を動かしたり温めたりすることでかえって症状が悪化するリスクがあると言われています。まずは横向きで背中を丸めるなど、自分が一番楽だと感じる姿勢を見つけて安静に過ごしてください。冷やすべきかどうかも含めて、まずは医療機関で検査を受けて指示を仰ぐのが適切なステップですよ」

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サイト監修者

【専門分野】
股関節痛、膝関節痛、坐骨神経痛、ヘルニア、首肩こり、頭痛、眼精疲労、めまい、耳鳴り、自律神経失調症、起立性調節障害、四十肩、五十肩、姿勢

【経歴、資格、所属学会、活動内容】
2013年:国際医療大学 小田原理学療法学科卒業、理学療法士の国家資格を取得

2013年〜2019年:横浜市内の総合病院にて勤務。急性期、回復期、慢性期を経験しながら、循環器、整形外科、内科、神経内科、神経難病など多くの症例を経験。同期間中に、系列病院に半年間、回復期病院の立ち上げに参画。

2014年〜2020年:川崎市内の老人保健福祉施設に非常勤で勤務

2019年:株式会社Therapist Infinityへ入社。整体院 trustbody茅ヶ崎院へ勤務。

2022年:整体院 trustbody相模大野院を出店に伴い、院長として勤務。

2024年~:株式会社Therapist Infinity マーケティング責任者となり、院長交代。

2021年~:治療セミナー Infinityの講師として、治療技術および経営の指導を行う。

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