痣(あざ)の色の違いにはどんな理由がある?ぶつけた内出血が赤・紫・青・緑・黄色へと変わる回復プロセスや、生まれつき・気づいたらできている消えない痣(赤・青・茶・黒あざ)の原因を専門的に解説。病院を受診すべき危険なサインも紹介します。
痣(あざ)の色の違いが決まる「2つの理由」

あざの色が違って見える大きな理由は、大きく分けると2つあると言われています。1つは、ぶつけたりしたときにできる「内出血」が時間の経過とともに変化していくためです。そしてもう1つは、生まれつき、あるいは後からできたあざの「皮膚の深さ」や「原因となっている物質」の違いによるものとされています。
① 打撲などによる「内出血」の時間経過(ヘモグロビンの分解)
「最初は赤かったあざが、気づいたら紫や黄色になっていた」という経験はありませんか?このように内出血のあざの色がだんだん変わっていくのは、血液の中に含まれている成分が形を変えていくからだと言われています。
ぶつけて皮膚の下で出血が起きると、まずは血液そのものの色である「赤色」や「紫色」に見えることが多いです。そこから数日経つと、血液中のヘモグロビンという成分が体の中で分解されて、緑色や黄色っぽい色へと変化していく仕組みになっています。最後は皮膚に吸収されていくため、少しずつ元の肌の色へと改善していくのが一般的な流れです。
引用元:https://www.krm0730.net/blog/2627/
② 生まれつき・後天的な「皮膚の深さ」と「原因物質(血管・メラニン)」
一方で、ぶつけたわけでもないのにずっと消えない「赤あざ」や「青あざ」などもありますよね。これは、あざの原因になっている物質が何なのか、そしてそれが皮膚のどのくらい深いところにあるのかによって見え方が変わるためだと言われています。
例えば、皮膚の浅いところで毛細血管が広がってしまうと、赤みが透けて見えるので「赤あざ」になりやすいです。また、シミの元としても知られるメラニン色素が皮膚の深い部分に集まると、光の性質によって外からは青っぽく見えるため「青あざ」になるとされています。このように、何がどこで悪さをしているかによって、現れる色に違いが出てくるわけですね。
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【時系列】内出血による痣の色の変化と回復プロセス

ぶつけたあざは、ずっと同じ色のままではありません。時間の経過とともに赤から紫、青、緑、そして黄色へとグラデーションのように変化していくと言われています。この色の移り変わりを知っておくと、今自分のあざがどの段階にあるのかがわかって安心できるのではないでしょうか。
受傷直後〜2日:【赤・赤紫】炎症が起きている状態
ぶつけたばかりのときは、鮮やかな赤色や赤紫色に見えることが多いとされています。これは、皮膚の下で血管が破れて新鮮な血液が漏れ出し、まさに炎症が起きているリアルタイムの状態だからです。触ると熱をもっているように感じたり、ズキズキと痛んだりするのもこの時期の特徴だと言われています。
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3日〜5日:【青・緑】ヘモグロビンが分解され始めたサイン
数日経つと、あざの色はだんだん青みがかった紫色や、少し緑っぽいまじり気のある色へと変化していくと言われています。これは、漏れ出して固まった血液中のヘモグロビンという成分が、体内で少しずつ分解され始めているサインなのだそうです。見た目はちょっと痛々しくなってしまいますが、内部では着実に片付けが進んでいる段階だとされています。
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6日〜10日以降:【黄・茶】血液が吸収され治癒に向かう段階
さらに時間が経つと、あざの周囲からだんだんと黄色や薄い茶色っぽく変わっていくと言われています。ヘモグロビンが「ビルベルジン」や「ビリルビン」という物質に姿を変えたことで、このような黄色系統の色に見える仕組みなのだそうです。ここまで来れば、血液が体に再吸収されつつある状態なので、改善まであと一歩のところだと言われています。
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【色別】内出血の痣を早く治すための正しいセルフケア(冷やす・温める)
あざを少しでも早く目立たなくするためには、そのときの「あざの色」に合わせたケアが大切だと言われています。まず、赤色や赤紫色の時期は、まだ炎症が続いているため氷のうなどで「冷やす」のがおすすめとされています。こうすることで、内出血の広がりを抑えやすくなるのだそうです。
一方で、あざの色が青や緑、黄色へと変わってきたら、今度は血行を良くするために蒸しタオルなどで「温める」ケアに切り替えるのが良いと言われています。血流を促してあげることで、残った血液成分の吸収スピードが早まり、よりスムーズな改善につながるとされています。
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【種類別】自然に消えない痣(母斑)の色とそれぞれの原因

時間の経過で色が変わらないあざは、医学的には「母斑(ぼはん)」などと呼ばれているそうです。あざの色が赤、青、茶、黒とそれぞれ違っているのは、皮膚のどの深さに、何の成分が集まっているかが関係していると言われています。
赤あざ(単純性血管腫・いちご状血管腫など):毛細血管の異常
赤あざと呼ばれるものは、皮膚の浅い部分にある毛細血管が異常に広がってしまい、血液が透けて見えることで赤く見えるのだそうです。代表的なものには、平らな「単純性血管腫」や、生後まもなく大きく膨らんでくる「いちご状血管腫」などがあるとされています。これらは血管のアンバランスが原因と言われており、自然には消えにくいタイプもあるため、気になる場合は早めに専門の医療機関へ来院するのがおすすめだそうです。
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青あざ(太田母斑・異所性蒙古斑など):皮膚の深い層のメラニン
お尻にある蒙古斑なら成長とともに消えることが多いですが、それ以外の場所にできる「異所性蒙古斑」や、顔にできる「太田母斑」などは消えにくい青あざと言われています。なぜ青く見えるのかというと、本来は皮膚の浅いところにあるはずのメラニン色素が、なぜか皮膚の深い層(真皮)に集まっているからだそうです。深い場所にある色素が光の加減で青っぽく透けて見えるため、このような色になるとされています。
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茶あざ(扁平母斑・カフェオレ斑など):表皮のメラニン沈着
平らで茶色いあざは「扁平母斑」や「カフェオレ斑」などと呼ばれているそうです。こちらは青あざとは違って、皮膚の表面に近い「表皮」という部分にメラニン色素が過剰に集まることで、茶色く見えていると言われています。生まれつきあるケースが多いとされていますが、思春期以降に肩のまわりなどに突然現れるタイプもあるため、自己判断での見極めは難しいとされています。
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黒あざ(色素性母斑など):ほくろや巨大母斑
黒あざは、いわゆる「ほくろ」の大きいものだとイメージするとわかりやすいかもしれません。医学的には「色素性母斑」などと言われており、メラニン色素を作る細胞(母斑細胞)がぎゅっと高密度で集まることで、黒く見えるのだそうです。小さなものは心配ないことが多いとされていますが、中には生まれつき非常に大きいものもあり、将来的なリスクを考えて詳しい検査を行うケースもあると言われています。
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注意!色が変わらない痣や「気づいたらある痣」に潜む病気のリスク

あざの中には、時間の経過とともに色が変化していかないものや、全く身に覚えがないのに次々と現れるものもあると言われています。このような場合は、皮膚だけの問題ではなく、体の中に予期せぬトラブルが隠れている可能性も否定できないそうです。
何週間も同じ色のまま変化しない・消えない場合
通常の内出血であれば、だいたい2週間ほどで黄色くなって目立たなくなるのが一般的なプロセスだと言われています。しかし、何週間も何ヶ月も同じ色のまま、全く変化が見られない場合は少し注意が必要かもしれません。皮膚の深い部分で血管のトラブルが続いていたり、別の原因が関わっていたりすることがあるため、一度詳しい検査を受けてみるのが安心だと言われています。
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ぶつけた記憶がないのに、全身に何度も痣ができる(血液の病気の可能性)
「本当にどこにもぶつかっていないのに、手足や体に何箇所もあざがある…」という状態を経験したことはありませんか?このように、明らかなきっかけがないのにあざを繰り返すケースでは、血液の病気が関係していることもあるそうです。出血を止めるための血小板の働きが弱まっていたり、血管自体がもろくなっていたりすることが原因として考えられると言われています。
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痣が急に大きくなる・形がいびつに変形する(悪性腫瘍の可能性)
もう1つ、見逃してはならないのが、あざの「大きさ」や「形」の変化だと言われています。もともとあったあざが急に大きくなってきた気がしたり、境目がぼやけていびつな形に変形してきたりした場合は、注意深く観察する必要があるそうです。ごく稀ではありますが、皮膚の悪性腫瘍などのリスクも指摘されているため、早めに専門の医療機関へ来院して触診などをしてもらうのが適切だと言われています。
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痣の色が気になるときは何科に行くべき?病院受診の目安

あざのトラブルで医療機関を頼る場合、基本的にはお肌の専門家に相談するのがスムーズだと言われています。ただし、あざの状態や現れ方によっては、別の診療科を検討したほうが良いケースもあるそうです。
基本は「皮膚科」または「形成外科」へ
気になるあざを見つけたら、まずは「皮膚科」か「形成外科」を受診するのが一般的だと言われています。ぶつけてできた内出血がなかなか改善しないときや、生まれつきのあざ、あるいはいつの間にかできて消えないあざの多くは、この2つの診療科が窓口になるそうです。
皮膚科では主にお肌のトラブル全般をトータルで診てくれますし、形成外科ではあざの見栄えを整えるためのレーザー施術などに対応していることが多いとされています。どちらに行けばいいか迷ったときは、まず通いやすい近くの皮膚科で詳しい触診や検査をしてもらうのがおすすめだと言われています。
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全身の症状や内科的疾患が疑われる場合の受診目安
一方で、あざだけでなく他にも気になる症状がある場合は、少し見方を変える必要があると言われています。例えば、あざと一緒に熱が出ていたり、体がだるかったり、あるいは歯茎から血が出やすくなっていたりするケースです。
このような全身のサインが伴うときは、皮膚だけではなく血液や内臓のトラブルが隠れている可能性も考えられるそうです。そのため、あざの数があまりにも多かったり、身に覚えのないあざが頻繁に増えたりする場合は、皮膚科ではなく「内科」や「血液内科」を最初に選ぶのが適切な目安だと言われています。
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